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企画展示 ポエトリー14
短い詩や俳句、短歌などを選び、そこからイメージして制作しました。

ねこの子の くびのすずがね かすかにも おとのみしたる 夏草のうち (大隈言道)

朝顔やすでにきのふとなりしこと (鈴木真砂女)

まゐつたと言ひて楽しき夕立かな (相子智恵)

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる (藤原敏行)

篠懸樹 かげ行く女らが 眼蓋に 血しほいろさし 夏さりにけり (中村憲吉)

しんしんと肺碧きまで海の旅 (篠原鳳作)

「晒す」
ここに紫陽花が そのまま花は枯れて 思いを晒してる 初冬の乾いた空気に かさりかさりと 呼びかけられました (平岡淳子)
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